エッセイ・エンジニアリング
LLMで高品質なソフトウェアを作る方法
実のところ、思っているよりずっと単純だ。Claudeのようなツールを使って本番品質のコードを書くための、三ステップのプロセスを紹介しよう。
ステップ1:プロのエンジニアとして十年を過ごす
自分の仕事を深く学ぶこと。ネットワーク、オペレーティングシステム、データベース、そして役に立つ程度のいくつかのプログラミング言語とその実行環境を理解する。プロダクト企業でも受託開発の会社でも働き、とにかく大量のソフトウェアを書く。デザインパターン、関数型プログラミング、フレームワーク――手を出せるものには何でも取り組むこと。すべてを理解し、自分の分野のできるだけ広い範囲で実戦経験を積む必要がある。ここでの目標は、センス と 優れた判断力 が芽生え始めるだけの経験を積むことだ。
ステップ2:自分の思考プロセスを言語化する
意思決定の記録をつけ、定期的に自分の思考プロセスを振り返る。センスと優れた判断力が身についた今、それを言葉にして他人に説明できるようにならなければならない。ここでの目標は、思考の明晰さ を養うことだ。物事を行う理由をうまく書けるようになるほど、その理由はより筋の通ったものになっていく。
ステップ3:エージェント型のコーディングツールを数年かけて学ぶ
多様なツールを使い、コンテキストの扱い方を身につける。エージェント型のコーディングは、モデル・ハーネス・コンテキスト・タスクの正しい組み合わせによって生きも死にもする。これらを調整し、自分が生み出す成果物に満足できるだけの、しっかりとした検証の仕組みを整えておく必要がある。LLMで作りたいソフトウェアのアーキテクチャが明確に見えていないなら、ステップ1か2に戻ること。
それだけだ。プロセスはこれで全部である。いくつかのステップを飛ばすこともできるが、うまくいく見込みは薄いだろう。健闘を祈る。